とちおとめの魅力

栃木は生産量日本一のいちご王国。鮮やかな赤色と大きくて甘さの多い「とちおとめ」は日本を代表する人気品種です。
おいしい食べ方は、まずヘタを取って、ヘタのついていた方から食べて下さい。いちごは先端のとんがっている方が甘味が多いので、ヘタのついていた方から食べてもらうと、最後に甘いところを食べられるというわけです。それから、よくミルクをつけて食べている人をよく見かけますが、「とちおとめ」はミルクをつけなくてもおいしいんです。甘くて大きい、言わば「甘でっかいとちおとめ」なんです。

「とちおとめ」は「女峰」の後継品種として、1996年に栃木県の農業試験場で生まれました。女峰の特性である形の良さや色の鮮やかさを受け継ぎながら、粒は大きく、味は甘く、果肉はやわらかく、ジューシーな果汁もたっぷり。1ランク上のおいしさを実現しました。すでに栃木県内のいちごの9割以上が「とちおとめ」なんですよ。
冬の日照時間が長く、肥沃な土とおいしい水に恵まれた栃木県はいちご栽培の適所。毎年11月中旬から5月の初旬までいちごの良い香りに包まれます。

 

いちご選びのポイントは形より「色」「ツヤ」「香り」。ヘタが濃い緑色で、実は全体に鮮やかな紅色でつややかなもの、そして香りの強いものを。いちごは鮮度が高いほど良い香りがします。果肉に張りがあって粒の大きいものがおいしいです。
ヘタがしおれていたり変色しているものは鮮度が落ちている証拠。パックに入っているものは下から見て状態をチェックしましょう。傷があって果汁がしみ出していたり果肉がつぶれいているものは避けた方が無難です。

新鮮ないちごはやはり生で食べるのがいちばん。ザッと洗ってヘタを取り、パクっとどうぞ。口の中に甘酸っぱい果汁と豊潤な香りが広がり、いちごのおいしさを満喫できます。
いちごはヘタ側よりも先端のほうが甘味が強いので、ヘタ側→先端の順で食べると甘さが強調されてよりおいしくいただけます。洗うときはヘタをつけたままザルに入れて薄い塩水で手早く。いちごは農薬使用量が厳しく制限されているので土汚れを落とす程度で十分。念入りに洗いすぎると甘味が逃げてしまうこともあります。またヘタを取ったまま水につけると大切なビタミンCが水に溶け出してしまい、味も水っぽくなってしまうので注意しましょう。

新鮮な野菜や果物が少なくビタミンCが不足しがちな寒い冬こそ、いちごを上手に食べてビタミンCを補いましょう。いちごにはビタミンCがたっぷり、なんといちご1粒あたりレモン半個分ものビタミンCが含まれているのです。成人1人分の1日あたりの必要量は50mgといわれていますが、これはいちご5粒分。おいしく食べているうちにいつの間にか1日分のビタミンCを補給できてしまいます。
ビタミンCには新陳代謝を高める効果がありますので、シミ・ソバカス・小ジワ・肌荒れなどの肌のトラブルに有効。またウィルスや細菌に対する抵抗力(免疫機能)を高め、風邪などの感染症を予防する効果も。おいしいいちごにはこんなパワーがあったのです。

いちごは植物学的には「ばら科」で、花屋さんに並んでいるバラの花の仲間。果物だと梨やリンゴの仲間です。自然界では5月頃にかわいい白い花を咲かせ、受粉後約1ヶ月で赤い実が熟します。
さていつもわたしたちが食べている赤い実の部分は、本当はいちごの果実ではないのです。いちごの本当の果実は表面にある黒いつぶつぶ。ちょっと見には「タネ」と思えるつぶつぶの部分を痩果(そうか)といい、このひとつひとつがが本当のいちごの果実。赤い実の部分は「花託」といって、おしべ、めしべ、花びらなどを根元で支えていた部分です。この花託が受粉後に成長し、赤くおいしいいちごになります。

 

 


今から約200年前オランダで交配されたいちごが、現在のいちごのルーツです。日本には江戸時代末期にオランダから長崎に伝来しました。
栃木県で栽培が始まったのは大正時代ごろからですが、昭和20~30年代に県内各地に栽培が広まりました。

現在は、二宮町、鹿沼市、真岡市、壬生町、小山市などで生産が盛んです。
平成19年の作付け面積は650haで、収穫量は3万t(この量は、およそ1億パックに相当)の日本一の産地です。収穫量は39年連続日本一です。

「とちおとめ」は、栃木県農業試験場栃木分場(栃木市)で育成され、大粒で甘くて消費者に好評であり、関東から東北を中心に栽培され、日本で一番栽培されているいちごの品種です。
甘くてジューシーな「とちおとめ」をひと口食べれば、とても幸せな気分になります。

栃木県が開発した品種には、現在、主力の「とちおとめ」をはじめ、観光用の粒の大きい「とちひめ」、以前主力だった「女峰」などいろいろあります。

 

ヘタが青々としてみずみずしいものを選びましょう。また、買ってからもヘタがみずみずしい新鮮なうちに食べきりましょう。
赤い色が均一で色が鮮やかなもの、ツヤがあるものが良品です。
形がふっくらと太ってしっかりとしているもの、種がくっきりとしていて大きさのそろっているものを選びましょう。

 

 

 


とちぎの苺
http://www.tochigi-ichigo.net/staticpages/index.php?page=whats

()